OCMC

Osaka Child Mind Center

社団法人 大阪市こども心理センター

日本で唯一こども専門の催眠療法室併設

起立性調節障害から来る不登校

不登校児の多く、そして朝不調を訴えるお子様の多くは、起立性調節障害と診断されるケースが多いです。
現在、小中学生の10%が発症すると言われていますが、ある医薬品メーカーの調査によると、軽い症状を含めると中学3年生の何と60%が起立性調節障害の症状を経験しているというデータがあります。起立性調節障害による不登校児童は約7万人と推定されます。

●朝、起きれない ●朝、調子が悪い ●立ちくらみやめまいがする ●立っていると気分が悪くなる●頭痛がするなどなど

もちろん、症状の軽い子から重い子まで様々ですが、その多くのお子さんは、起床から1〜2時間くらいで症状が回復します。
だから、お母さんが「仮病」と思われるのもこのケースです。(中には学校を休むと決まった瞬間に元気になるお子様もいます)

起立性調節障害の研究が進み、今では4つの種類に分類されています。

◯起立直後性低血圧
◯体位性頻脈症候群
◯血管迷走神経性失神
◯遷延性起立性低血圧
上記の中で多いのが起立直後性低血圧症です。

さらに近年では臨床の集積の結果◯脳血流低下型、◯高反応型など、さらに細分化が進められています

子供の起立性調節障害は一般的に、思春期に伴う成長ホルモンが自律神経にもたらすの影響と考えられています。
子供は夜、寝ている時に成長します。寝ている時に細胞が活性化し,骨も伸びるのです。しかし、朝、起きると当然、血液中の栄養素が使われ、足りない状況になり、布団から立ち上がるとふらついたり、めまいがしたりします。また血液が足の方にたまり頭へあがらないために、低血圧で貧血に近い状態になったりします。
つまり起立性調節障害は循環器系の自律神経症の疾患とされ上記のような症状を引き起こすのです。

私どもに来るケースでは、不登校の約70%のお子様が、この症状を訴えます。
当然、症状の極めて軽いケースから重いケースまでそれぞれです。

 

起立性調節障害のお子様は休みの時は元気

実は起立性調節障害の不登校児は、土曜・日曜になると朝から元気になるケースが多いです。
夏休みや春休みなどの長期の休みもほとんどの子どもが元気です。が学校が始まると、いつもの朝の状態になります。端的に言えば、学校に行くというストレスが自律神経に影響を与えて、頭痛や吐き気、腹痛、めまい、頻尿などのスイッチを入れるのです。

中学生の2人に1人が起立性調節障害であっても、多くの子は、学校へ通っています。その違いは何なのか・・・
「しんどくても学校へ行く」意志の強い子。
「お父さんが恐いから学校へ行く」子。
「朝しんどいけど、学校へ着く頃には収まっているから大丈夫」と考えている子などは、学校へ行きます。多くのお子様はそうです。つまりしんどい、しんどい、気分が悪い、気分が悪いと言いながらも、通うお子様は多いのです。
しかし、症状が軽くて行こうと思えば行けるが行かない子もいます。そのようなお子様が2~3週間、はてまた1ヶ月も休むと、学校へ行くと友達から変なことを言われる、変な目で見られると思い、教室へ入るのがだんだん恐くなり学校へ行けなくなります。学校へ戻りたいけど、戻る勇気が持てなくなるのです。不登校の長引く多くのケースは、これが多いです。「戻りたいけど教室へ入るのが格好悪い」つまり格好の悪い姿を見られたくないという子が多いのです。
比較的症状が早く収まるお子様の場合、暗示療法が有効です。ぜひご検討ください。

催眠プログラムで自律神経をコントロール

起立性調節障害は自律神経失調症の一つ。自律神経は潜在意識によって大きく変えて行くことができます。
つまり催眠で変性意識状態を作り出し、潜在意識に朝の不快な症状を抑えるシナリオをインプットしていきます。さらに前向きに生きる、強く生きる、明るく生きるなどポジティブなシナリオをどんどんインプットして行くことで、子供の心理と意識を大きく改善していくことができます。つまり潜在意識を刺激することで朝の状態をプラスに変えていくのです。事実、お子様が朝、気持ち良く起きることの改善例が数多く報告されていることからも起立性調節障害が催眠がいかに有効かがおわかりいただけると思います。

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