OCMC

Osaka Child Mind Center

社団法人 大阪市こども心理センター

日本で唯一こども専門の催眠療法室併設

高2女子がコンプレックスを跳ね除け復学

2021-06-22  新着情報

かつての同級生の目が気になり不登校気味に!

5年以前のお話です。
高校2年生の女子がお母様と関東から来所。2年進級時、特進クラスから普通クラスになり、傷ついたという。登校はしているが、プライドが許さず休みがちになっている。
理由はと彼女に聞くと、とにかく提出物が多く時々遅れて出していたことと、それに好きな彼氏が出来たことで、勉強よりも彼氏との時間を優先するあまり成績がかなり下がったいう。
お母様は「小学校、中学校とも勉強もでき、キチッとした性格だったのに・・・彼氏が出来てから、勉強も疎かになっていたと思います。注意しても聞く耳も持たなかったです。それにまさか普通クラスになるとは思わなかったようで、それが何よりショックで、学校も休むように・・今まで本当にそんなことなかったのですが・・」と話されました。
本人は、このまま今の学校を続けるか、通信制へ転校するか、悩んでいるとのこと。しかし本心は今の学校を卒業したいけど・・・やはり、前のクラスの子に会うと、ついつい恥ずかしいし、コンプレックスが出てくるのだそうだ。

自らの潜在意識の言葉に奮い立つ!

そこで催眠をかけました。「どうすべきか?」と彼女の潜在意識に問うと、なんと「○○大学合格して見返せ」の言葉が出てきました。
催眠の中でセラピストと女子が心を通じ合わせ、これからの自分のために、これからの未来のために、どうすればベストか・・・よりよい導きを引き出すことが出来た彼女の答えでした。
その言葉が出た時、一気に顔つきが変化したのが、見てとれました。本人もやる気が出たと言い、また彼とも距離もおき、塾も行って、目指す大学のためにしっかり勉強すると言いだしたのです。決意はと問うと「固いです」と強い口調。「もう逃げない」「もう負けない」という言葉も出てきました。

もう逃げない、もう負けない、決意の言葉に気づきが!

お母様もこの変化には驚かれました。次回、集中力の催眠を予約されてセラピーは終了しました。
催眠はこのままではダメになるという認識をしっかり持たせ、かつどうすべきかという、具体的な方向性も示すことが可能です。それらは、全てこの女子高校生と同じように、自分の潜在意識からの声なのです。ですから『気づき』につなげることができるのです。
『気づき』を持つと持たないのとでは、今後の学校生活が大きく変わります。