OCMC

Osaka Child Mind Center

社団法人 大阪市こども心理センター

日本で唯一こども専門の催眠療法室併設

カウンセリングは時間がかかります。

2019-08-28  新着情報

カウンセリングを受ける方は不登校の全体の80%にものぼります。
しかし多くの親御様はカウンセリングを1回受けると症状は改善すると思われる方がほとんどです。
正直申し上げてカウンセリングは時間がかかります。1週間や2週間ではありません。
1年や2年かかるつもりでいてください。家族療法もしかりです。
本人が「このままではダメになる」という気づきを持たせるには大変な時間と労力がかかるのです。

多くの不登校児は、1回〜数回行っただけで終ります。後はお母様が時々うけられる位です。もちろん1年や2年受けるお子様も
おられると思いますが、私の知る範囲ではほとんどおられませんでした。
以前約10ヶ月スクールカウンセリングやカウンセリング施設を受けたという中2のお子様がおられ、お母様が最後の頼みの綱で当センターに来所されました。
そのお子様は15回の催眠を受け復学しました。5回目の催眠で気づきをもち残り10回の催眠で心の活性化と教室に入る勇気をインプットしました。

催眠も約2ヶ月半かかりましたが、本人のプライドが高く、「不登校であった自分の姿をみんなにさらすのはイヤ」との意識が強いのが
原因でした。それでも催眠で気づきを得たことで、徐々に自分を良くしようとの気持ちが強くなって来たことが復学実行へとつながったのです。

(当コメントは当センターの経験と実際と思考に基づいて掲載したものです)