OCMC

Osaka Child Mind Center

社団法人 大阪市こども心理センター

日本で唯一こども専門の催眠療法室併設

発達障害と診断されましたが・・これをどう受け止めれば・・・

2019-04-17  発達障害検査

発達障害は個性であり、すぐれた能力を発揮する脳機能のひとつ。

よく相談のあるケースで、病院などで「息子が発達障害と診断されました。これからどう息子に向き合っていいか、どう対応していいかわかりません。将来を考えると心配で・・」とご相談に来られる親御様がおられます。
テレビのニュースでも事件を伝える際、「加害者は発達障害を持っている」と報じることも多く、発達障害=悪いというイメージを視聴者に持たれるような報道の仕方もあります。正直あまりにも無知なメディアの報道にはあきれるというより、もっと発達障害について勉強しろよと言いたくなることさえあります。しかしお母様にとって深刻な悩みととらえる方も少なくありません。
しかし発達障害と言っても、コミュニケーションや多動性や言語理解やその他本当に色々なケースやパターンがあり、ここでは省かせていただきますが、マイナスばかりではなくてプラスの面も多々あるのは事実です。むしろその子の個性あるいは能力とととらえて、得意な分野を引き出し、伸ばせてあげる気持ちが大事です。

子どもの個性として見つめ、大きな気持ちで見つめてあげましょう。

歴史上の人物や世界の偉人の中には、発達障害と思われる方が多くいますし、私たちから見てアーティスト、スポーツ選手、科学者、芸能人の中にもいます。生まれ持った個性・特性・能力が上手く人生に生かされている例と思います。誰もが知る超一流の野球選手やアインシュタイン、エジソンなどもそうだと言われています。
ですから決して悲観することはありません。まずお子様の特性をしっかりととらえましょう。好きな分野、好きな食べ物、好きなファッション、色々チェックしてみましょう。もちろん苦手な分野もしっかりと見極めましょう。それなりに全容がつかめてくると、お子様の明るい未来がきっと見えてきます。もちろん成長とともに好きなことが広がったり、変わって来たりするかもしれませんので、常に大きな心で見つめてあげて下さい。
発達障害はその子の個性であり能力ということを親御様がしっかり認識すれば、子どもの心や日々の生活がきっとプラスに変わってきます。