OCMC

Osaka Child Mind Center

社団法人 大阪市こども心理センター

日本で唯一こども専門の催眠療法室併設

催眠療法による、不登校や起立性調節障害からの復学事例

2020-12-14  新着情報

1回の催眠による復学実例

高校1年生男子、1回の催眠で気づきを覚え、翌日復学した例

夏休み明け後から1ヶ月全く学校に行かない高校1年生が父親と一緒に来所。父親は不登校のなった理由はわからないとのこと。小中学校も全く問題はなかったと語る。
二人だけで面談、そうすると自ら学校に行かない理由を話してくれた。心の中に溜まっていたのか、泣きながら話す。
理由は「嫌いな科目の先生から、授業中みんなの前でプライドを傷つけられることを言われ、嘲笑の的にされた」と告白され、それをきっかけとしてクラスのみんなから、笑いのネタにされる。
時には担任からもそのことを茶化され、さらに傷つく。
多感な時期、そして自我が形成する時期だけに、先生の心ない言葉をきっかけとして登校を拒否しだす。
それから23週間も経つと怒りの心情も、そして傷ついて心も薄らいでくると復学の意識が高まってきたが、やはり教室に入ることを考えると、学校へ行ってないことで皆んなからどんな視線やどんな言葉を浴びせられるかとイメージすると、恐怖感が出てきたと語る。
不登校児に多いケースで「戻りたいけど戻りにくい」心理状態に。。。
そこで父親が当センターのHPを見つけ、自分も何とかしたいとの思いから一緒に行くことを決意。
そこで等センターでは未来世療法と自我強化を施す。セラピストは催眠中の手応えはもう一つと感じていたが、しかし最後のフィニッシュのコーナーで気づきの言葉が口から出る。
セラピーが終わった後、「スッキリした」「やる気が湧いてきた」「もう逃げるのは嫌です」と語り、翌日朝から復学する。
2週間後、再び父親と来所。その時、前回催眠を受けた翌日から復学したことを聞く。
今回の催眠来所の目的は、集中力が高まる学習催眠を受けたいとのこと。めざすは国公立大学と本人が語ってくれた。
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中学2年生B子さんの完全復学までの経過

3回目で別室登校、5回目の催眠後完全復学

小学校時代は全く問題はなかった。
中学1年のゴールデンウィーク明けから、行きしぶりが出る
夏休み以降、週3〜4回休み出す。
3学期に入って行かない日が多くなる。
中学2年に入ってコロナで休校。
再開しても最初の週に2〜3回行っただけで、以降全く行かなくなる。
イジメもなし友達関係も良好と担任の言葉、本人も認める。
母親に暴言がひどくなる。「自分が嫌い」「親も嫌い」「学校に行けなくなったのは親のせい」「私には自由がない」と口走るようになる。
心療内科や大学の心理カウンセラーに相談するが改善の様子が見られない。
そして当所に来所。
本人曰く「行かなきゃというのはあるけど、今さら行くのはちょっとかっこ悪いし、第一教室に入りづらい・・・」
そこで彼女に催眠を施し、潜在意識にポジティブとやる気をインプットし、かつ溜まっていたストレスを取り除く。
●1回目の催眠で、ストレスが取れ心がスッキリしたと語る。
●3回目の催眠で、別室登校を開始。
  ※学校に教室の机の場所に配慮を求める。
●5回目の催眠で、放課後にホームルームに教室に戻れる。
  その2日後、朝から教室に入り、以後完全復学。
飾り️この復学パターン、女子に多いです。
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中学2年生A子さんの完全復学までの経過

2020年の最も多い不登校事例と復学事例

中学に入ってゴールデンウィーク明けから、時々休み出す。
中学1年の3学期の半ばから完全に不登校になる。
そして中学2年に入ってコロナで休校。
休校中はゲームと動画のスマホで日中を過ごす。
コロナ休校が明けると最初の週は行き親は一安心するが、以降週に1回程度しか行かなくなり、夏休み後は完全不登校に。
理由を聞いても本人は「分からない」「理由はない」「学校に行く意味が分からない」「勉強する意味も分からない」と言い出す。
小児科や起立性調節障害専門病院や心療内科やカウンセラーに行くが改善の様子が見られず。
そして当所に来所。
本人曰く「行きたいが、行けないとのこと」
彼女に催眠を施し、潜在意識にポジティブとやる気をインプットし、
かつストレスを取り除く。
●3回の催眠で、別室登校を開始。
  学校に教室の机の場所に配慮を求める。
●5回の催眠で、ホームルームに教室に戻れる。
●7回の催眠で、朝から教室に入り、以後完全復学。
中学2年生の女子の場合です。
この復学パターン、女子に多いです。