OCMC

Osaka Child Mind Center

社団法人 大阪市こども心理センター

日本で唯一こども専門の催眠療法室併設

明るい不登校のお子様もおられます。

2019-09-08  新着情報

当センターには、不登校のお子様がたくさん来られますが、中にはとても明るく、笑顔もいっぱいのお子様も来られるケースがたまにあります。
元気で明るくて陽気な性格なので、お母様はもちろん担任の先生にしても、なぜ不登校なのかと疑問を持たれるかと思います。
とくに担任の先生にすれば、勉強もできる、性格も明るく友達も多い、ムードメーカー、リーダーシップもあるなどなど、クラスの中でも
最もやりやすい生徒なのに、不登校になる原因がわからないと首をかしげられます。このような不登校児例もけっこうあるのです。
そのような子どもたちに理由を聞くと「行く気がなくなった」「勉強する意味はあるのかと考えたから」「学校へ行く意味が見いだせない」
「やる気がなくなった」などなど・・・しかも一般的な不登校児と違うのは、休みの日に友達と映画やカラオケや買い物に行く子が多いのです。
そして思い出したように学校へ行きます。10日に1回や、2〜3日続けて行くこともあります。当センターの事例では中学生に多いです。
そのようなお子様の場合は、頭痛や吐き気、腹痛、めまいなどの症状はあまりなく、概ね学校へ戻ります。

じゃーなぜ学校へ行かないか、ですが、思春期症候群からの無気力や燃え尽き、反抗期などからと推察しています。
親御様とすれば、心配ですが、少しでも復学を早めるために、ここは肝っ玉母さんになってください。

催眠療法では「未来生療法」で対応。

このようなお子様の場合、未来生療法が有効です。催眠にかかると脳裏に“夢をみるがごとく映像”を映し出すことができます。
そこで大人になった自分の姿を呼び出し、未来の自分から「どうすれば良いか」という解決策をもらうのです。
そうすると「このままではやっぱりだめになる」「学校へもどらなくては」という気持ちが心の中から湧き出てきます。気づきにつながりやすくなり
復学へと導くケースが早くなります。