OCMC

Osaka Child Mind Center

社団法人 大阪市こども心理センター

日本で唯一こども専門の催眠療法室併設

思春期問題

友達を殴る子供

思春期に起こる様々な問題

  • 思春期ブルー
  • 無気力
  • 反抗期
  • 意味のないイライラや腹立ちさ
  • 生きる意味を深く考えたりする
  • 焦燥感
  • 自己嫌悪
  • 容姿コンプレックス
  • 醜形恐怖症
  • 自意識過剰
  • 夢が持てない、将来が不安
  • 親が嫌い
  • 人の顔色が気になる
  • 異性問題
  • 暴力
  • 非行
  • 家出願望
  • 自殺願望
  • リストカット
  • 自分の身体が臭いと思う(自臭症)
  • その他

思春期のさまざまな問題も親御様にとってはその対応に悩まれます。思春期を過ぎればお子様も落ち着いてきますが、そうは言っても親御様にとっては見過ごすことの出来ない問題が多いものです。

中学生頃から思春期症候群が始まります。中には10才くらいから始まるお子様も・・・無気力、朝起きない、憂鬱そうなまなざし、親への反抗、不定愁訴などなど、中には、意味もなくイライラやざわつき感、腹立たしさや、持って行き場のない憤りに満ちている子もいます。

そしてもう一つ思春期ブルーがあります。自分は不要な人間と思ったり、人間生きている意味を考えたり、生まれて来なければと思ったり、自殺を考えたり、リストカットのまねごとをしたり、人間そのものの存在を否定したり、社会を否定したりする子も・・・ひどい場合、中には思春期鬱へと移行する子もいたりします。

当然悩みの度合いが、軽い子と深い子がいます。深い場合は真剣に悩み、同じような悩みを持つ子とグループを組んだり、インターネットで交流する子もいます。

程度が軽ければ自力で乗り越えて行きます。
しかし、最近の傾向として、思春期の若者たちの精神はかなり脆弱になっており、軽いストレスでも意外なほど自分を見失った行動に走って しまう事が少なくありません。また、自分には問題があると悩みながらも、「真面目に考えるのは格好悪い」と深く考える事を避ける傾向が強いのも最近の特徴 です。

思春期は、成長ホルモンがいっぱい出るため、心のバランスも急激に変化し、また性的にも成熟して行きます。心は大人になりきれず、自己を確立しようとして、もがく時期でもあります。

一方、親の側は、いつまでも子ども扱いしたり、子供が自分自身の「個」を確立しようとしている時期に、どう 対処していいのか戸惑い、子供を信頼できず、不適切な対処を行ったりします。このような、自分を信頼していないという態度の親に対して、子供は激しい抵抗 を示し、非社会的行動に走ったり、または無気力なひきこもりに陥ったりします。

また思春期は自分の容姿を強く意識する時期でもあります。容姿コンプレックスで、100パーセントと言っていいほどこの時期のお子様は強く持ちます。あの可愛いタレントのIさんも思春期の時の容姿コンプレックスを告白したほどです。このコンプレックスは顔のつくり、足の長さ、形、ほくろ、身体つき、身長、髪型などなど、多岐にわたります。一重まぶたがイヤで整形願望を強く望む子もいます。
中には「このイヤな顔を見られたくないから外に出たくない」と言って、事実それがきっかけで不登校になる子もいるほどです。

もう一つ自臭症があります。自分の身体からニオイが出ていると思い込む症状です。実際はニオイも何もしないのですが、本人は真剣に臭っていると言いますし、親が臭っていないと言っても絶対に臭っていると言って聞き入れません。こればかりは何を言っても聞き入れることがありませんから、正直難儀な問題でもあります。
高校1年生の男の子がやってきました。お父さんが連れて来られたのです。お父さんの話しでは「身体からニオイがすると言って、朝晩お風呂に入っているのですが、それでもニオイがすると言って聞きません。いくら言ってもダメです」とのこと。きっかけは学校の友達からクサイと言われたのがきっかけでした。それをきっかけに多くの友達からも言われるというのです。

この思春期という重要な時期に、周囲の適切なサポートがあったどうかで、その人の将来は大きく違うと言って過言ではありません。しかし思春期独特の上記のような心理問題に対して、適切なサポートを行う場はあまりにも少ないのが現状です。

心を育てる最後の時期と言えるのがこの思春期です。この重要なに受けるべき援助を受けられるよう、思春期の問題もケアがたいせつなのです。もちろん反抗期は反抗期で大切な成長の過程における必然性のあるものですが、親としての適切な対応も大切であることは言うまでも有馬ません。

親から見て、少しやばいのではないかとかんじられた場合、カウンセラー対応をお勧めします。
とくに思春期ブルーで自殺願望が多かれ少なかれ身受けられる場合、あるいはリストカットの傷跡を見た場合は、早めの対応をお願いします。
思春期ならではの悩みと簡単に片付けずに、こども達は真剣に悩んでいて、真っ暗な道を走り、出口を探しているのだと理解してあげることが大切です。

当センターでは、心を前向きによりポジティブにを潜在意識にインプットすることで、心にたまっていたイライラ感や不定愁訴を軽減させます。「心がすっきりした、身体が軽くなった、とても爽やかになった」また「やる気が出てきた、勇気も出てきた」とお子様の多くが実感されます。

学校生活が楽しくなり勉強にも前向きになります。